1/11(土)18時30分~フジテレビで放送される
「ネタパレ」
最近、深夜から土曜日のゴールデン帯に進出した
フジテレビが推す、和の心があるバラエティ系お笑い番組です。
この日の放送(2025年1月11日)では
M-1グランプリ2023、2024のファイナリスト
ヤーレンズさんが、ネタを披露されます。
この番組の中で、漫才のほかに
ヤーレンズ出井さんの
「芸人となった原点」
ともいえる珈琲店が紹介されるという話です・・・!
「無類のコーヒー好き」として知られる出井さんの原点!?気になりすぎる!!
今回は、ヤーレンズのツッコミ、出井さんの
- 原点と言えるお店のこと
- 芸人になる際の(コーヒーだけに)ほろ苦い思い出
- 珈琲への深い愛
調査してきました!まとめていきます!
※コンビとしてのヤーレンズのこれまでや、コンビの結成秘話については過去の記事も合わせてごらんください
ヤーレンズ出井とは?
出井さんのプロフィール
- コンビ名:ヤーレンズ(旧パープーズ)(2011年9月結成)
- 本名:出井隼之助(でい じゅんのすけ)
- 出身:NSC大阪校29期
- 生年月日:1987年3月2日
- 出身地:神奈川県横浜市→兵庫県神戸市
- 身長:173cm
- 血液型:B
- 趣味:格闘技観戦 カフェ巡り
- 特技:剣道(初段)、おいしい珈琲を淹れられる
コーヒー好きおじさん、出井隼之助
芸人として売れていない頃から、喫茶店に通いつめ、
給料日まであと財布に3000円しかなくても、良いコーヒー豆を買い続けた出井さん。
グーグルマップは行きたいカフェに立てたピンで埋め尽くされており、
ライブで遠征する際は、その周辺のカフェ探しから始める出井さんの
珈琲への愛と、知識量は、多くのカフェ好きに認知されています。
出井さんのインスタグラムをみると、半分くらい珈琲関連の投稿が並んでいます。
調べてみると、出井さんと珈琲との関係は
生まれたばかりの頃から密接にあったようです。
ここからは、幼少期の出井さんとコーヒーと芸人の起源に迫っていきます。
芸人になったきっかけを探る
謎の多い出身地の話
プロフィールでは
横浜→神戸
とウィキペディアの情報をもとに記入しておりますが、実際はちょっとだけ違います。
本当はというと・・・。
神戸→横浜→神戸
つまり、神戸で誕生→1歳の頃に横浜へ→中学1年生の頃に再度神戸へ引越しした。
なのだと話す出井さん。
そのため普段、出身地を説明する際は、
生まれたばかりで記憶の無い神戸を省いて
「横浜→神戸」と説明にしているそうです。
ちなみに・・・
出身地の説明をするとき「横浜生まれ、神戸育ち」と説明すると
まれに「神奈川と兵庫って言え!」と言われるので
別の機会でそのように言うと
「神奈川と兵庫のどこ?ああ、横浜と神戸でいいじゃん!」
という堂々巡り的ノリがとっても面倒くさいそうです(笑)
これは避けられないノリですね
出井さんのご両親と弟
出井さんのご両親は
コーヒーの会社に勤めるサラリーマンのお父様と
高校の同級生で専業主婦のお母様
この家で出井家の長男として誕生し、5歳下の弟と4人で暮していました。
珈琲関連の会社に勤める父の影響で、
家はいつもコーヒーのいい香りがしていたそうです。
出井さん曰く、ご両親ともに
「けっこういい大学卒」の教育熱心なご両親だったそうで
勉強は好きではないものの、出井さん自身も学校では学力で困ることはなかったそうです。
芸人になる決心とほろ苦い思い出
芸人を意識したきっかけは引越し時の経験!?
出井さんが「芸人」という仕事に興味を持ったのは、神戸に引っ越した当初の経験がきっかけでした。
神戸の中学校への初登校の日までに制服が間に合わず、
学ランの学校なのに前の学校の制服(ブレザー)で登校した出井さん。
言葉も関西弁ではない為、転校初日にとにかく目立ってしまったそう。
(とりわけ上級生に絡まれたのが本当に怖かったそうです。)
どうにか目立たないようにならなければ!
転校先で目立ちたくない出井さんにとって「関西弁の習得」は、まさに急務。
そんな出井さんが関西弁の習得手段として選んだのは「深夜ラジオ」
最初にNON-STYLEさんのラジオを聞いたことを皮切りに
さまざまな芸人さん(雨上がり決死隊、アメリカザリガニ、ロザン、ケンコバ、陣内智則etc.)たちのラジオを聞き、
気になったフレーズや特徴的な言い回しをメモして関西弁を覚えていったそう。
そうすると次第に関西弁習得、以上に
純粋にラジオそのものにのめりこんでいった出井少年。
お笑い芸人さんの情報に触れる機会が増え、
「お笑い芸人ってなんてすごい職業なんだろう」
と興味を持ったことが、「芸人」を意識しはじめたきっかけとなりました。
ただ、なかなか教育熱心の両親に言い出せず、ずるずると大学生になってしまいました。
芸人になるために「大学辞めたい」その言葉に両親は
「もしかしたら芸人になりたい気持ちにもあきらめがつくかも・・・。」となんとなく入学した大学。
無事入学したものの、苦手なタイプの人ばかりでなじめず、
結果、「芸人になりたい」という気持ちを忘れることはできなかった出井さん。
夏休みはアルバイトに明け暮れ、40万を集め、NSCに願書を出しました。
そして、ここで両親にバレました。
その時は大学とNSCを両立するという条件でしぶしぶ許してもらったNSC入学。
しかし、思った以上に
- バイト
- 大学
- NSC
の両立が難しく、
2回生になるタイミングで「大学を辞めたい」と伝えた出井さん。
両親は涙を流したといいます。
あの厳格な父が、
あの温厚な母が、
まさか泣くなんて。そして、泣かせたのが自分だなんて。
「どうしてこんな出来損ないに育ってしまったんだろう」
「どうしてこんな愛してくれた両親を裏切るような息子になってしまったんだろう」
一気に激しい自己嫌悪に襲われました。
ただ、そんな簡単な気持ちで「芸人になる」って言ったわけではなく。
この夢は、自分で「やる!」と決めた初めての夢。
いままで流されたり、投げ出したり、逃げ続けてきた出井さんの人生の中で
唯一の「自分でかじを取った行動」でした。
この後、出井さんは逃げるように実家を後にし、
大学を1年で退学。芸人となるためNSCでのカリキュラムに打ち込むことになるのです。
ネタパレで紹介した件の喫茶店
その後、一人暮らしを始めた出井さんのもとに
父から届いた「がんばれ」の手紙とコーヒーミル、ドリッパー、コーヒー豆。
いわゆるコーヒーセット一式が、出井さんがコーヒー沼にどっぷりになるきっかけなのですが・・・。
今回はもう一点のほう。母とエピソードを紹介します。
そしてこれがおそらく、今回紹介される出井さんの「芸人の原点のお店」です。
母とのエピソード
母は最後に神戸の喫茶店に連れて行ってくれた。
ずっと「やりたいことがない。」と話していた俺に
「やりたいことが見つかってよかった」と言ってくれた。
あまりの優しさに、また泣きそうになった。
出井さんの著書「芸人食わねど高コーヒー」より抜粋
最後に、母に背中を押してもらった喫茶店。おそらくここが出井さんの芸人の出発点です。
この喫茶店はどこなのでしょう。
「ネタパレ」に記載されているヒントは
- 出井隼之助が芸人になったきっかけ
- 地元神戸
- 創業64年
- 珈琲店
- パンケーキ
この5つ。この条件にあう喫茶店は、こちらです。
こちらは、神戸元町に店舗を構える老舗の喫茶店「萩原珈琲店・元町サントス」さんです。
JR元町駅から徒歩2分。元町通りの中にあります。
創業は1960年(昭和35年)
2024年で創業64年となりました。
名物はホットケーキ。
シンプルホットケーキ以外もあるようですが
あああ。美味しそう・・・!
半日から丸一日寝かせた生地を
注文を受けてから1枚1枚焼いているそうです。
ふたを使って蒸し焼きにするのがポイント♪
いわゆる「純喫茶」的なあのメニューもおいてあるそう。
プリンアラモードに
クリームソーダは3種類!
(緑(メロン)、青(ブルーハワイ)、ピンク(ピーチ)から選べます♪
そして、なんといってもコーヒー!
焙煎を担う萩原珈琲が
この店の為にブレンドし焙煎したオリジナルブレンドを、コーヒーアーンという器具をつかってネルドリップで抽れています。
コーヒーアーンは現在製造されていないため、年々数が減っている貴重な器具。飲めるお店もわずかです。
アメリカで開発された蛇口つきのドリップマシーンで、抽出も保温もこれ一台ででき、
蛇口をひねるだけでおいしいコーヒーが取り出せます。
このお店で、母とホットケーキを食べたのでしょうか。
それにしても、息子の門出をコーヒーセットと喫茶店で送り出すご両親。
出井さんの親!って感じですね(笑)
萩原珈琲店 元町サントス
住所:兵庫県神戸市中央区元町通2-3-12
営業時間:8時~19時(ラストオーダー18:30)
定休日:木曜
珈琲愛がわかる一冊
今回の幼少期から芸人になるきっかけのエピソードは
出井さんの著書である
売れてない芸人(金の卵)シリーズ「芸人食わねど高コーヒー」
を参考にまとめさせていただきました。
この「芸人食わねど高コーヒー」を書いているのが33歳の時なのでこの時点で芸人になると決めてから14年たっている。
19歳でお笑い芸人となり、24歳でパープーズ(現ヤーレンズ)を組み、35歳でMー1グランプリ2023で準優勝。
手塩にかけた息子が芸人になると言って悲しい思いをさせたのにコーヒーと喫茶店で送り出してくれた両親の愛。
売れたい!と漫才で研鑽を積み、尖り続けた16年。
ようやくつかんだMー1グランプリ2023、準優勝!
今となっては、
- Mー1グランプリ2024でも決勝進出。
- 「ヤーレンズのラジオ」は4本。
- テレビにも引っ張りだこ
立派な「芸で食っていける」お笑い芸人になりました。
まとめ
ヤーレンズ出井さんの思い出の珈琲店とその時の思い出についてまとめてきました。
ヤーレンズ出井さんの芸人としての原点の珈琲店
両親に「お笑いをやりたい」と伝えたときに母に連れて行ってもらった思い出の店。
過去との決別と、母のやさしさがつまった、ほろ苦い思い出の味。
考察した珈琲店の名前
元町サントス
売れ筋メニュー
ホットケーキ
過去をふりかえる今回の放送「ネタパレ」と一緒に、
著書「芸人食わねど高コーヒー」もぜひ読んでみてください!
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